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児童からの手紙



 基金の支援を受けて学校に戻った子供たちは、毎年計数百通の手紙を送ってきており、勉学や生活の近況等を知らせてくれています。一部分の子供たちは、寄付者と文通もをしております。

 その幼い文面から、貧困の状況の中での勉強したい意欲が伝わってきます。

 以下にその一部分をご紹介します。

子供からの手紙の一部のイメージ(中国語)


手紙の一部の日本語訳


    寛城満州族自治県塔山郷湾子小学校 楊暁軍君より

     今日は。援助を頂きありがとうございます。あなた方の助けで、失学した私が再び学校に戻れました。失学した人にとって、これほど嬉しいことがありません。

     その年の冬に、父が突然腰足を痛めて、力仕事ができなくなりました。家のあらゆることは母に頼るようになりました。母は毎日畑仕事をして、家に戻っても私たちのご飯を作らなければなりません。母は仕事がよくできる人ですが、私と弟を学校に行かせることができませんでした。そしてある日、母は涙をこらえながら、私に退学のことを言いました。母のだんだんやせていく頬を見ると、私は頷きました。それから私は毎日母と一緒に畑仕事に出かけました。そしてようやくある日、学校の先生は私の家を訪れ、あなた方と希望工程の援助が出たので学校に戻って下さいと知らせてくれました。父と母は感動で声も出せませんでした。私も嬉しくて嬉しくて、夜も眠れませんでした。

     最後に、私があなた方に申し上げたいです。私は最もよい成績を持ってあなた方のご厚意に報いりたいです。頑張ってあなた方の期待に応えたいと思います。

     1998.1


    寛城満州族自治県大字溝郷朝陽山小学 王 偉君より

     今日は。お元気でしょうか。お仕事は順調でしょうか。

     まず、私と家族全員を代表してあなた方に心から敬意を表させていただきます。

     私は勉強する機会を失いそうになった山村の子供です。情熱の手を差し伸べて、私を学校に留めさせたのはあなた方です。この大きな恩恵を私は永遠に忘れることがありません。私は勉強に励み、大きくなった時によい人材になることを誓います。また、あなた方に見習い、他人のことを気にかけて、他人を助けていたわる人になり、あなた方の奉仕精神と人を愛する心が永遠に輝くようにしていきたいです。

     1998.1.5


    寛城満州族自治県化皮郷三家村小学 劉花蕊ちゃんより

     私は劉花蕊と申します。今年は十一歳で、女の子です。河北省寛城県化皮郷三家村に住んでいます。私は村の小学校4年生です。家計が貧困のため、学校の費用が負担できなくて仕方なく学校をやめました。今年に、党と政府の配慮と尊敬する日中児童教育基金のおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさんの暖かい援助で、私は学校に戻って再び勉強をすることができました。

     私は必ずや勉強に励み、最もよい成績を持って皆さんに報いたいです。ここで私は“謝謝、どうもありがとうございます”と言わせていただきたいです。

     1998.1


    寛城満族自治県化皮郷三家小学校 胡玉双君より

     おばさん、今日は。私はものごとがまだよく分からない子供ですが、ここで幼い筆を綴り、よい人が一生平安無事であることを黙々と祝福して、あなたに対する感激の気持ちを表します。

     この一生で忘れ去られることが多くあると思いますが、私の幼い時代に、あなたが寒い冬で暖かい愛情を届けてくれたことは絶対忘れません。あなたの真情が歳月とともに活き、あなたのことが永遠に私の心に記録されます。

     お会いしたことがないですが、あなたが私に対する期待を感じ取っています。私は必ず骨身を惜しまずに勉強し、確実に知識を身につけ、これを持ってあなたの恩愛の情に報いたいです。

     敬礼。ご家族が健康で、万事うまく進むように祈ります。

     1997.11.24


    寛城満州族自治県大字溝郷馬場小学 龍静静ちゃんより

     今日は。私が本を開くたびに、あなた方のことを思い出します。あなた方の支援で、私がまた教室で勉強することができました。私の心の中に、あなた方への思いがいっぱいです。皆さんにお会いしたことがないですが、私の想像の中であなた方がきっと最も美しい人で、最も尊敬すべき人です。ここで、私の家族を代表して心から“謝謝!”と言わせていただきたいです。

     この一生であなた方のことをきっと忘れはしません。皆さんが私に対する期待に応えるられるように、私は一生懸命勉強し、国と社会にとって役立つ人になりたいと思います。私は永遠にあなた方のことを忘れません:あなた方が差し伸べて下さった暖かい手がなければ、私は今学校を離れ、文盲になっていたかもしれません。あなた方の支援が私に人生最大の幸せをもたらしてくれました。

     最後に、皆さんのご多幸をお祈りします。

     父代筆。1998.1.7


    貴州省仁懐市和子小学校 羅兵君(5年生)より

     私は和子小学5年の羅兵といいます。和子小学全体学生を代表し皆様にお礼を申し上げます。また皆様 がご健康でお幸せにお過ごしのこととお祝い申し上げます。

     私達は大きく明るい教室で先生方から常に皆様のことをお聞きしております。

     この学校ができてから、私達の小学校は絶えず発展し大きな変化をしてきました。今年は美しい校門が できました。学校の周囲は全て塀でかこまれ、休み時間に自由に出はいりが出来なくなりました。勉強 する上からも、その他の面からも、先生から厳しくその様に要求されております。

     皆さんご安心下さい。私達は必ず一生懸命勉強し、将来私達の知恵と汗でこの山間地の寒村を変える様 努力いたします。遠い山の中の小学校ですが皆様の御来校を心よりお待ちしております。


    貴州省仁懐市和子小学校 李伯虎校長より

     仁侠市教育委員会を通じ,支接合を受取りました。皆様のご厚意にお礼申し上げます。本年度の貧困生徒、 優秀生徒の名簿及び受取りをお送りします。

     和子小学校が開設されてから六年がたちました。その間、教師たちも学童教育に全身全霊を尽くしており、 亦貧困家庭の子供達に学校に来る様、積極的な活動を行っており、一年一年、学校の質量とも発展しており、 社会からも父兄達からも大変好評を戴いております。学生数も開設時426人だったのが現在784人に 達して居ります。一組の学生数も91人にもなり授業にも影響が出て参りました。然し教師達は困難にもめげず 休憩時間も生徒の補習に当っております。

     この六年間、学校施設の向上にも努めて参りました。教師の住居、運動場の整地、花壇作り、校門および塀の 設置等を実施し新しい校舎にマッチした美しい学校になって参りました。

     これ等は全て貴会の皆様、校友の方々のご好意があればこそであり、厚くお礼を申し上げます。

     皆様の御健康、ご発展をお祈り申し上げます.



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